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2012年7月 3日 (火)

タライレースに参戦してきました!

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地域活性化の起爆剤として数多ある企画が立っては消える世知辛い昨今。B級グルメの開発や大型商業施設誘致に活路を見出す自治体も多い中、まちが本来持つ特性をうまく活かして集客に繋げた好例が、静岡県伊東市の「松川タライ乗り競走」ではないか。


第57回松川タライ乗り競走――――――2012年7月1日(日)


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今年で57回を数えるこの大会は、地元の企業が協賛し、市の観光課が運営しているイベントである。毎年日本各地から参加者が集まり、年に1回のタライ乗り競走を満喫している。レース内容はその名の通り、人間がスッポリ座ることができる巨大なタライに乗り込み、しゃもじをオール代わりにして約400m先のゴールを目指してひたすら漕ぎぬけるというシンプルなもの。しかし、意外とこれが難しく、ほんの少しバランスを崩すと川に放り出されてしまう。川底に足は着くものの、タライの方が浮力があるため、人間だけが取り残されてしまうケースも少なくない。こうしたスリルを求めて、今年も伊東温泉に、総勢248名もの参加者、1万6千人の観客(※主催者発表)が集った。ここからは、そんな中で飛び入り参加を果たした団体にスポットを当てることにする。

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ダンディーズ?な面々

2年前の2010年にダンディーズが初参加した際は、17人もの大所帯だったが、今年はともすれば3人だったかもしれないほど、大会本番を直前に控えた6月末の士気は低かった。呼びかけ人を買って出たイチカワは、本番前日も東京は多摩川の上流でラフティングガイドに勤しんでおり、1ヶ月前より参加表明していた山本・ながさは両氏も前日、当日入りすら定かではなかった。しかし、ダンディーズの兄貴山本さんからの「結局行くの?」というメールから一気に歯車が回り始めたのだった。

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続々と選手たちが集まる

まずはセブ島でのバカンスから帰国したサエキさんの「行くわ。」を皮切りに、5月にお会いした際にタライの件を話していた関さんより、仲間を2人連れて「行くことになったから」を聞いたのが本番2日前のこと。神大の現役にも呼びかけたところ、1年生から唯一、ハスヤくんが参加表明してくれた。一気に人数が増え、士気は高まり、前日入りの方向で動き出した。宿は、伊東市指定文化財で伊東温泉を代表する歴史的文化施設「東海館」のとなりにある「ケイズハウス伊東温泉」だ。外国人に人気のゲストハウスだが、建物は「東海館」にも負けない歴史あるたたずまいで、国の登録有形文化財にも指定されている。前日に集合してみると、部屋には何故かわたなべこうさんもいた。総勢9人が、参加予約もしていない飛び入り参加目当てに集結した。

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風格のあるたたずまい
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温泉街らしい風景

本番当日の朝。続々と大会会場となる伊東市の中心街を流れる松川(本名:伊東大川)に人が集まってくる。宿泊先であるケイズハウスは、この松川に面しているため、窓からスカウティングや観戦もできる。スタートとなる「いでゆ橋」も丸見えだ。9時半のスタート前に飛び入り参加のエントリーをしようと安易な気持ちで過ごしていた一行は、いざエントリーになると、残りの枠は1名であることがわかり、衝撃を受ける。仕方が無いので1名だけとりあえずエントリーし、あとはキャンセル待ちという展開に。参加できるかどうかもわからずに、続々と出走するタライレーサーたちを、宿のテラスから見守る。いても立ってもいられない関さん、宮田さん(関さん同期)は朝の段階ですでに着替えをすませていた。宿のチェックアウト時間で、レースも終盤に差し掛かる11時を前に、イチカワの携帯が振るえた。

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前夜のつまみの残りコンビーフをおかずに朝食
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欄干の真下はレース会場の松川
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続々と選手達が下ってくる
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宿の方もカッパで参戦

「飛び入り参加の人、参加できるかもしれないよー」という本部からの電話に、一同総出で着替えをすませ、宿をチェックアウトし、いでゆ橋に向かった。そして、なんとキャンセルがでたらしく、1名だけのはずだった枠が2レース分(つまり10人)も作ってもらえそうなのだという。結果オーライとはまさにこういったこと。当日参加でエントリーも遅かった9人が参加に至ったのだ。本番2日前からここまでハラハラと浮き足立っていた一同だったが、いざレースが始まると、これまでとは180度違う、実に堅いレース展開をみせることになるのだった。

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表情も固めだ
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先発組みの山本さん、ながさはさん、宮田さん、小池くん
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実況:第三コース、ながさは・・・しゅんさーん!
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一斉スタート!野口さんは直後に転覆

一般参加飛び入りの部門で最初にスタートラインに並んだのは、第一コースから山本さん、宮田さん、ながさはさん、小池君(関さん後輩)、野口さん(一般人)この日のコンディションは、第ニ、第三コースが本流だった。流れに乗れさえすれば、好タイムが期待できる。そして一斉にスタート!した瞬間に、頭に桶をかぶった野口さんがいきなりひっくり返った!桶とタライに挟まれての転覆は面白すぎだ!どこの誰かは存じ上げないが、お見事でした。しかし、そんな野口さんを尻目に、Dの一行は堅実な滑り出しを見せ、本流をつかんだながさはさんが一歩抜きん出た。

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順調な漕ぎ出し
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実況:第4コース、イチカワさーん!
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タライ上からの貴重なショット(撮影:関さん)
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一人旅、こうさん

次のレースは第一コースから、こうさん、サエキさん、ハスヤ、イチカワ、関さんの順だ。一斉スタート後も、特にアクシデントは無く、スムーズにレースを引っ張った。ここでも第二コースのサエキさんが流れをつかみリードすると、一度も首位を譲ることなくゴールを果たした。このレース上位4人が無事にゴールしたあと、一人浴衣で参戦しているこうさんが、首位のサエキさんのゴールから3分くらいしてようやくゴール。落ちてもいないのにずぶぬれで、圧倒的な独走に、最後までギャラリーは沸いた。「誰かがすんごい水かけてきたんだよ!」と。終わってみると我々9人は一人も転覆しないという、安全第一の堅いレースを披露したのだった。

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大会荒しの様相を呈してきたながさは氏

参加賞に温泉の入浴券があり、伊東グランドホテルに向かおうととすると、結果がかかれたボードがあり、そこになんとながさはさんの名前があったのだ。4位、一般参加部門の4位である。この時点で一般参加レースは終了していたので、順位は確定だ。つまり表彰式参加の権利を得たのだ。ビーサン飛ばしで世界チャンピオンに輝いたながさはさんは、ここでも結果を残したのだ。賞金3,000円と花、そして演歌CD3枚セットが送られた。メンバー中、唯一車で来られたながさはさんは、帰りのドライブでの楽しみまで手に入れた。

かくして2回目の参戦となったタライレースだが、今大会からは新に学生部門が設けられ、日本大学と、立教を除く東京六大学がエントリーしていた。大学チームは、このタライレースと合わせて、尻相撲、枕投げ大会と続く「大学対抗イベントTRY(トライ)アスロン」に参戦している。タライは明治大学が優勝したが、総合1位をかけ2012年中に行われる残り2大会にも注目だ。伊東市の若者向けの観光集客に抜かりは無い。今回は飛び入りでの参加で、結果オーライとはなったものの、やはり来年は団体で、しっかり予約をしてちゃんと優勝旗を狙っていきたいと思った。(了)

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